ごきげんよう
『地球は魔界と天界の境界線に浮いている場所で、両方が縄張り争いをしている場所なのです
中 略
だから、人を見たときに魔界族と天界族とを瞬時に見分けるようにするとよいでしょう
そうすると魔界族に対して嘆いたり腹を立てずにすみます
「これは魔界から来ているんだ
だから、こういう人なんだ」と思えますから
自分と同じ種族の人間だと思うから腹が立つのです』
「ああ 正負の法則」PARCO出版より
こう説いてくれたのは美輪 明宏さんです
他人の命や人生など知ったことか!!!
と、平然と一線を越える生き物が存在する一方で己の命を投げ出してでも他者の為に活きようとする方もいらっしゃいます
過去を振り返ってみると誰が天界族で誰が魔界族なのかを明確に選別することが出来ます
でも、現在進行形の人物が何れの族に属するかを判別することは至難の技といえます
魔界族の額に「悪党」と刻印されているなら別ですが、往々にして悪人は自らを繕う術を知っています ・ ・ ・
善人以上に善人を装って、気が付けば傍らに居る
ある時には多弁のお調子者
ある時には人当たりの良い間抜けを演じて近づいてくる
選挙前の政治家とか ・ ・ ・
勧誘目的のカルト集団とか ・ ・ ・
ある企業のオーナーが教えてくれました
『火付け盗賊とかさ、半グレとかさ、ヤクザとかさ
皆んな徒党を組むじゃない?
だから悪党って言葉が在るんだよね
人間、なぜか集まると悪くなっちゃうみたいなんだよ
悪が集まるってこともあるだろうけどね
逆に、善党なんて言葉ないでしょ? 』
この言葉には唸ってしまいました
しかし ・ ・ ・
いくら魔界族と割り切ろうと考えようとしても、そう簡単にはいきません
実害を受けた場合には特に、心のなだめようがありませんよね
映画「アンフェア the end」で、主人公の「雪平夏見」は何度も呟きます
「世の中にフェアな事なんて何も無い
目には目を
復讐には復讐を
アンフェアには、アンフェアを」
一瞬、そのとおりっ!!
と、痩せた膝を叩いて納得してしまいそうですが
この考え方だとどうしても ・ ・ ・
どんなに用心していたとしても、相手よりも一歩遅れをとることになります
そして其の時、相手に対して反撃することも出来ないほど打ちのめされることも考えられます
半歩前に歩み出て、天に向けて握りしめた拳を突き上げ
一呼吸おいて
「倍返しだ~ッ!!」
と見得を切られるうちは良いのですが ・ ・ ・
時間やお金で解決することも出来ない、取り返しのつかない最悪の状況になってしまったとしたなら
もはや恨みの念を送り続けることしか出来ません
こちらから仕掛けることはしないまでも、最低でも同士討ちの状態に持っていけないものか?と考えてしまいます
最後は往々にして、溜息と愚痴だけってことに ・ ・ ・
やっぱり、日頃から用心しながら生きていくしかないってことですね
だからこそ、この世には
『必殺仕置人』が居て
『桃太郎侍』が居て
『水戸黄門』が居て
『暴れん坊将軍』が居るのでしょう
それではまた、お会いしましょう
ごきげんよう
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