浄水器を活かすために

水と健康

お米を研いだり野菜を洗うときには多少不便でも浄水を使いましょう

これは、私が全国各地の会場で必ず訊いたことです
(600会場:対象者60,000名)

『浄水器をお使いの方にお尋ねします

 無洗米は別として、お米を洗うときにはどのような方法で洗いますか?

 ①原水で洗ってから最後に浄水を入れて炊く人は手を挙げてください

 ②最初から浄水で洗って、浄水で炊く人は手を挙げてください』

 ②とお答えになられる方は95%前後となります

 後の方は①の方法です

 結果は、どの会場でもほとんど同じ割合となります

 おそらく、どちらにもアクションを起こされない方もいらっしゃるでしょうから10%前後の方は①の方法でお米を洗っているだろうと考えられます

♦此処で知ってほしいこと

 お米は最初に触れた水の80%を吸水します
 後で浄水を入れて炊いたとしても、結果的には原水で炊いたことと同じことです

 

もう一点の質問は野菜は原水で洗うか浄水で洗うかです

これについては、原水で洗うと答えた方は80%で20%の方が浄水と答えます

これも、どこの会場でもほぼ同じ数字となります

塩素の入った水で洗うとビタミンが壊されます

折角、等級の高いお米を購入しても、産地や無農薬にこだわった野菜を手に入れたとしても、塩素の入った水で洗うことで、食べ物の持ち味を十分に活かし切ることはできません

お米の場合、水道水で洗って炊いたご飯と浄水で洗ったご飯では、炊きあがったときの匂いが違います

水道水で洗ったときのご飯は強めの匂いがします

あれって、本来のご飯の匂いじゃなくて塩素とトリハロメタンの匂いも加味されているということなのです

塩素市薬液(粉末もあります)について

言葉だけではなく映像化して塩素の怖さを知っていただこうと、塩素試薬液を用いて会場では何度も実験を見て頂きました

塩素試薬液とは、塩素と反応すると着色する薬品のことです

以前はO(オルト)トリジンという薬液を使っていましたが発がん性物質という理由で使われなくなりました

他にも理由が2点あります

特にご家庭で実験する際に事故が多発したことです

Oトリジンは有機塩基という劇薬扱いの一種でありシンクの上での実験中に一滴でもステンレスに付いた場合一瞬で腐食してしまいます

磨き粉で擦っても、元には絶対に戻りません

もう一点は塩素に反応した場合、水道水の場合にはきれいな黄色に着色するのですが、この液体を子供が見てオレンジジュースと勘違いして飲み込んでしまい喉や気管を火傷する事故が、毎年1,2件発生するのです

現在は、業務用としては残留塩素測定器を用いたりご家庭では、通販や薬店でも食品添加物を材料としたキットが安価で販売されており、安全な商品が用意されております

♦ご自宅で実験される場合の注意点

食品添加物利用の試薬液を利用されたとしても実験後には直ぐに捨てることを厳守することです

現在の商品の多くは反応するときれいなピンク色に着色します

これもやっぱり子供が間違って飲んで良いはずがありません

もう一点は、放置しておくと塩素はやがて揮発しコップの水は無色となります
そして、そのまま放置し続けるとまた着色するのです

今度は塩素ではなく酸素に反応する訳ですが科学的な知識がないと何が何だか分からなくなってしまいます

話しがずれてしまいました

節水器を使っている感覚で浄水器をつかいましょう

各会場では実験を行い、説明し、質問にもお答えしご理解いただけたものと判断して疲労と満足感で会場を後にするのですが、その後の調査で実態を知って驚いてしまいました

後日、同じ会場で同一参加者に確認すると何と、先に述べた数字にほとんど変化がないのです

一体、どうしてなのでしょうか?

・実験で見た感動は長続きしないということです

・水が無色透明であることから、危機感は日ごとに薄れてしまいます

・習慣化されるまでには、どんなことでも大きな壁が在るということです

・もう一点は、浄水で使おうと思っても水流が弱くなってイライラするからというご意見もありました
 誰でも皆忙しいのですから仕方ないですね

話しは変わりますが、節水機器という代物をご存知でしょうか?

蛇口から出てくる水の流れる勢いを余り落とさずに(使用感を損なわずに)節水機能を付加した商品です

様々な商品が売られておりますが1番シンプルで安価な代物は蛇口に取り付けるタイプのものです

シャワーヘッドの先の細かな穴を想像してください

穴の大きさは大小さまざまのものが在り穴の数も2個から12個程度まで選ぶことができるのです
中には水量に応じて調整可能の商品まで売られています

これを取り付けると、水道料金の節約になること間違いありません

20%~30%位は節約できるのではないでしょうか

ここで言いたいことは、浄水器を使用することで節水機能も備わったと解釈することも出来るということです

もちろん、専用の節水器とまではいかないまでも確実に水道料の削減には貢献しています

浄水機能を利用してお米を洗ったり野菜を洗ったりすることはいいことばかりです

♦食材のビタミンを壊さず

♦味も損ねず

♦嫌な匂いもせず

♦節水効果もあるのですから

是非習慣化することをお勧めします

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